視覚学習みるみるメソッド

はなはな*みかんオリジナル
視覚学習みるみるメソッド®️について

はないろキッズ(※1)がみるみる伸びる!みるみるメソッド

子どもたちの中にはコミュニケーションすることが苦手で、自分の思いを伝えられないために理解されなかったり、うまく伝えることができず誤解されてしまったりしている子どもがいます。
視覚学習みるみるカードは、そのような子どものコミュニケーションや言葉の学習を促進するために作られたものです。子どもと楽しくやり取りするためにこのカードがどのように使えるのかについお伝えします。
※1はないろキッズとは、発達段階や感覚が多様な子どもたち。はないろキッズの特性を見つけ、必要な支援と適切な指導があれば、はないろキッズはその個性をみるみる伸ばすことができます。はなはな*みかんでは、多様な個性を伸ばしてほしいという思いをこめて、はないろキッズと呼んでいます。

視覚学習みるみるメソッドとは

言語・数・形などの学びたいことと、視覚・聴覚や体を動かすことを組み合わせて、記憶を定着させる学習方法です。色をはじめとする視覚支援とハンドサインを使って、コミュニケーションしながら、子どもの言葉の理解を促します。身につけておきたい言葉や行動などを、楽しい動画や音源に合わせることによっても学ぶことができるようにしています。

視覚学習みるみるメソッド®️の開発背景

現在、人間の感覚には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感が広く知られています。しかしこれ以外にも運動感覚、平衡感覚、内臓感覚等の感覚があります。最近注目されてきたのが「共感覚」です。共感覚とは単語や数字に対して「色」を感じたり、音や音階に対して「色」や「形」が見えたり、連想したりすること。通常は成長にともなって神経の分化が進み、いずれ消失ししてしまいます。しかし成長後も、一部の感覚が未分化なために、数字や言葉や音などに、色を感じることがあり、「共感覚」をもつ人となります。

代表の久保自身が「共感覚」をもっていたことで、幼児期・学童期には友達の電話番号や車のナンバーなどを一度見たら記憶できていました。共感覚が薄くなり始めた高校生の頃には、簡単に記憶できなくなっていました。このことから「感覚」と「学習」は密接につながっているということに気づき、「視覚学習みるみるメソッド」を開発したという経緯があります。


親子教室にて10年間、試行錯誤を重ねて作った教材がベースとなっています。さらに、香川大学教育学部坂井・宮﨑研究室による監修と、香川県立聾学校による手話監修のもと、1年間の共同研究をしました。
また、実際の教室で使っていただいた実践研究では、多くの先生方から好意的なご意見を頂き、より教育効果を高める教材「視覚学習みるみるカード」として商品化いたしました。
困りごとがないお子さんから、診断を受ける必要があるほど困っているお子さんまで、誰もが自分で考え学び、個性や得意なところを見つけるためのツールです。どんなお子さんにも、同じ学びの場を提供できれば大変うれしく思います。

左:はなはなみかん合同会社 代表 久保 みどり
中央:香川大学教育学部 坂井 聡教授
右:香川大学教育学部 宮﨑 英一教授

■研究発表

・2022年9月四国情報通信懇談会
研究発表「発達障害等ある子供へのコニュニケーション支援アプリの提案」
共同研究:香川大学教育学部 坂井 聡教授・宮﨑 英一教授、香川大学大学院創発科学研究科 久保 みどり
・2022年12月株式会社リバネス超異分野学会香川フォーラム2022
研究発表:「多感覚を活用して幼児の記憶定着や理解力向上を図る研究」

みるみるカードの特徴

文字や単語といった情報に色、ハンドサイン、動画等の視覚情報等を多角的に組 み合わせで学習を促す教材です。子どもたちの中には、音声だけでは思いを十分に伝え合うことができない子どもがいます。音は消えてなくなってしまうので、わからなくなってしまうことがあるからです。このような場合、視覚を使うことはとても有効な手段です。視覚情報は残しておくことが可能だからです。みるみるカードは、視覚、聴覚、体感などの感覚を多角的に組み合わせて学習を促す教材です。

特徴1
色で違いをわかりやすく記憶しやすくしている

数字や文字などの視覚情報の色を変えることで、違いをわかりやすくするとともに、記憶を助ける働きをもたせています。文字や数字にはもともと典型的な色というものは存在しませんが、それに色をつけることで聴覚と形と色の感覚を使って覚えることができるようにしています。

特徴2
指文字やハンドサイン(手話)を使って動作と合わせて記憶しやすくしている

記憶するときに動きもあると関連させて覚えやすくなります。
みるみるカードでは指文字とハンドサイン(手話)も取り入れ、動きを取り入れながら、言葉を学ぶことができるようになっています。
手話は障害者の権利に関する条約で言語として明記れ、全国の多くの自治体でも手話を言語とする条例が制定あるいは検討されています。共生社会の実現に関連して手話などの言語に興味を持つことができるようにすることは重要なことです。みるみるカードは手話を学ぶきっかけにすることができます。

特徴3
オリジナル動画や音楽と連携している

みるみるカードの中には動画(YouTube)と連携させたカードが数多くあります。ICT が浸透してきた保育や教育の現場で動画の活用は、子どものコミュニケーションを促進するうえで重要なツールになると考えられます。

子どもの成長を目指す3つのミッション

1.はないろキッズについて指導者指導者や保護者が知る・理解すること

2.言語・数・形などを視覚と聴覚と体感と関連づけて感覚的に学ぶ方法を広めること

3.はないろキッズが同じ学習法で一緒に成長できるように視覚学習みるみるメソッドを教育現場に広めること

はないろキッズは多様な個性

文字を読むのがきらい、苦手

耳がよく 聞こえない、聴覚に障がいがある

対話することがむずかしい

まだお話をしない

聞くことより見ることが好き、得意

日本語での会話が難しい(外国にルーツを持つ子ども)

どの子どもでも、使うことができる

幼稚園・保育園、小学校、特別支援学校、家庭など、場所を問わず、どの子どもでも使うことができます。

家庭で遊びながら学ぶ様子
幼児・親子教室に導入
幼稚園での毎日の掲示に活用
小学校のカウンセリングに活用

みるみるメソッドを活用すると子どもは成長します

合理的配慮というと、一部の子どものためだけに特別なことをする「付加」であり、先生にとっては「負荷」と考えられがちですが、実は多くの子どもたちにとっても、楽にみるみる成長できることにつながります。
みんなにとってわかりやすいこととなり、みんなが「困ること」が減ります。これは同時に指導者にとってもラクなこと。合理的配慮による負荷はなくなります。

みどり先生

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