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研究を通して成し遂げたいことはなんですか?

私が成し遂げたいのは、「共感覚」を応用して「色」で全世界の子どもたちの学習や運動の効率を高める多言語アプリを開発することです。

視覚と聴覚、体感(ハンドサイン)といった感覚を組み合わせた「視覚学習みるみるメソッド」、その教材の知育教材「みるみるカード」、運動教材「どうぶつリズム(開発中)」の研究を行ってきました。
例えば「あ」という文字を覚える場合、従来の教育では、「あ」の音を発声させたり、紙に「あ」という文字を書いて見せたり、書かせたりという学習方法が主でした。このため、聴覚、視覚、短期記憶が不得意な子どもたちには、この手法では学習が困難であるため、授業についていけなくなるという問題がありました。これら多くの場合、子ども自身の能力に問題があると考えられ、学習方法自体に問題があるという見方はされていませんでした。人間の感覚には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感が広く知られています。

そこで従来の教育では単独の感覚を基準としていた教育法を見直し、それらの感覚の幾つかを組み合わせた「多感覚」を活用して、つまり「共感覚」を応用して幼児や小学校低学年児童の記憶定着や理解力向上を図る研究をしています。

どのようなプロセスで実現しようとしていますか?

紙ベースの教材よりも高い学習効果が期待できるのがアプリです。

「従来の学習方法では対応できなかった児童・生徒」に対して、ある程度の効果を得た「みるみるカード」ですが、カードを紙で作成しているため、音声や・動画のコンテンツを組み合わせて学習するには、カードに加えてコンピューターやモニターが必要になり、単体で完結する教材ではありませんでした。
更に先生方には教えながら動画の再生操作を行う必要があるため、誰でもが簡単に利用できる教材とは言えません。


そこで、今回の提案ではこの「みるみるカード」をスマートフォンやタブレット端末で視聴出来るアプリ化を目指します。アプリ化を行う事で、1つのデバイスだけで教材が完結するだけでなく、静止画等のコンテンツからシームレスに音楽や動画のコンテンツに繋げる事が出来るので、対象となる児童・生徒の注意をそらさずに学習を続ける事が可能になり、紙ベースの教材よりも高い学習効果が期待できます。

現在取り組んでいる研究課題はなんですか?

教育現場では、まだまだ「今までの教育方法」では救えない多くの児童・生徒がいます。

特に問題になっているのが、外国にルーツを持つ子どもたちです。この子どもたちは、いきなり日本の学校に入学するため、本来ならば時間をかけて学習する過程を受けないまま就学してしまい、その環境に対応出来ないという問題がありました。このような児童・生徒に対しても、「みるみるカード」での対応が期待できます。現在、みるみるカードは紙をベースに作成しており、多言語対応となるとまた改めて作成し直す必要があり、手間や費用が新たに発生してしまいます。

そこで、アプリ化を行う事で、費用や手間の問題だけでなく、多言語化に柔軟に対応出来ると考えます。更にアプリ化する事で、ユーザ側の操作から、「提供する色の組み合わせ」を個人の特性に合わせた変更が可能になり、オーダーメイドの教材が提供出来るようになります。更にアプリ化する事で、ユーザ側の操作から「提供する色の組み合わせ」を「個人の特性」や「好きな色」に合わせた変更が可能になり、オーダーメイドの教材が提供出来るようになります。

なぜacademistに挑戦していますか?

・ライフワークとしての研究
子どもの頃、私は「共感覚」の持ち主でした。幼児期・学童期には友達の電話番号や車のナンバーなどを一度見たら記憶できました。しかし、共感覚が薄くなり始めた高校生の頃には、簡単に記憶できなくなっていました。このことから「感覚」と「学習」は密接につながっているということに気づき、「視覚学習みるみるメソッド」開発したという経緯があります。


・支援で研究を加速
資金が集まれば、アプリ開発をより早く実現し、研究を進められるプラットフォームだと考えたからです。本プロジェクトの支援を通して、より完成された教材を少しでもはやく、少しでも多くの困っている人に届けたいです。


・新しい価値の創造
研究の応援者を広く増やしたいです。自分の知識や考え、想いは大切にしながらも、同じ「教育」の分野の人たちだけで進めるのではなく、他分野の方にも意見を聞いたり、共同研究したりすることが大切だと思います。全く新しい価値の創造や問題の解決策は、全く違う分野が融合し、協力から生まれると感じているからです。

推薦者コメント

坂井 聡
香川大学教育学部教授

当該学生は、発達障害等の特別な支援を必要とする幼児に対し、共感覚を研究し、それを用いた効果的な教材研究に熱心に取り組んでいる。多感覚を用いた新しい学習方法の確立は、学ぶことに困難を抱えている子どもたちの支援の一助になる可能性がある。また、本学生の新しいユニークな発想は、次の新しい道を開くことにもつながるのではないかと考えられる。誰一人取り残さない教育の実現に向けて期待できる研究であると考える。

宮﨑 英一
香川大学教育学部教授

当該学生は、家庭の主婦ながら、起業家として「みるみるカード」を開発、販売するだけでなく、大学院生として「共感覚を基本とした教材の作成」と「記憶を定着させる学習方法の研究」を行っている。受賞歴には、日本経済新聞社スタ★アトピッチJAPAN中国・四国ブロック大会オーディエンス賞などがある。クラファンが採択されれば、今までの教育では対応困難だった障害や外国にルーツを持つ児童・生徒にも学習の可能性をもたらすと期待出来る。

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